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ツバル写真集・地球温暖化でツバルは沈むか?

良く考えてみよう
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さて、まとめておきましょう。「島を削り取る」とも言えるほどの大規模な土砂の採取(左)、その土砂を運ぶための重機(中)、重機が走るための元々2つの島だった部分を人工的に連結(右)。全て、第2次大戦中に飛行場を建設するために行われたことです。これらの大規模工事が、環境に影響を与えないはずが無いと思いませんか?60年も前のこと、それに戦時中ですから環境影響なんて考えなかったでしょう。

フォンガファレ島は小さな小さな環礁ですから、土地改変によって大きな影響が出ています。掘り返してできた大きな穴には人が住めなくなってしまいました。そのため、少ない平地に人が集中します。人の集中は局所的な水質汚染を招きます。フォンガファレ島の内海でサンゴが死滅しているのは水質悪化の影響と思われます。また、役に立たない穴はゴミ捨て場と化しているため、廃棄物からの水質汚染も心配されます。

人工的に島を連結してしまった事は、この部位からの内海と外海の水交換を無くしました。これも内海の水質悪化に寄与している可能性があります。また、内海と外海が閉ざされてしまったということは、ここを通しての砂の動きが遮断されてしまったことを意味します。これも内海の海岸浸食を促進している可能性があります。

その他、写真には取れませんでしたが、飛行場建設に際しては、内海を浚渫してやはり土砂を採取した、という話も聞きました。もしこれが本当なら、海洋環境にも様々影響が出ていることでしょう。

以上、第2次大戦中の土地改変が、現在の水質汚濁や海岸浸食に対して直接の影響を与えているという、確定的な証拠があるわけではありません。しかし、これほど大規模な土地改変が、小さな環礁の生態系に何の影響も与えていないとは到底思えないでしょう。

あまり触れられることがありませんが、ツバルにおける第2次大戦の影響を考えてみました。この分野は今後の詳しい調査が望まれます。

       
      
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『地球温暖化でツバルは沈むか!?2008』